うどんやおかゆが消化にいいのは嘘だった・・・。 証拠画像あり

風邪やインフルエンザが流行る季節。

もし発症して病気になったら消化に良い食べ物を食べようと思うだろう。
熱が出て食欲が落ちたときなんかは特に。

消化にいいものといえばうどんやおかゆ。
でもこれらが消化にいいって本当だろうか?

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うどんやおかゆが消化にいいのは嘘

結論から言おう。嘘だ。

考えても見てほしい。

あなたが大人ならお酒の席で1度は吐いたことがあると思う。
そのとき出てきたものを思い出せるだろうか?

そう、米や麺や野菜だったはずだ。

なぜか一般的に、消化のいい食べ物といえばうどんとおかゆと昔から決まっている。
それに消化が一番いいのは野菜だとか、消化が一番いいのは炭水化物だと言う人が多い。

で、彼らが必ず言うのは肉が一番消化が悪いと。

でもそれちゃんと証拠があるんだろうか?

もしそれが本当なら吐いたときに出てくるのは肉で米や野菜は消化されてるはずだ。

でも吐いて肉が出てきたことなんてあっただろうか?
もし米や麺や野菜が消化にいいなら吐いたときに出てくるのが米や麺や野菜なのはおかしくないだろうか?

米や野菜は15時間以上経っても消化されない

炭水化物が人類を滅ぼす」の著者、夏井睦医師のHPに証拠画像が載ってるので紹介させてもらう。
なお、画像はちょっとグロいので貼ってない。リンク先に飛んで確認してほしい。
 

米の例

 40代男性、昼に寿司を食べた後4時間後に急に立てなくなるほどの腹痛が出現し救急車にて搬送された患者さんです。当院外来医が胃アニサキス症を疑い、私が緊急内視鏡検査をしました。
 食べてから5時間後の内視鏡画像ですが、寿司ネタは見事に消化され、魚の面影はまるでありませんが、シャリだけは見事に残っています。これを見てもご飯が如何に消化が悪いかが分かります。

画像リンク(グロ注意)
http://www.wound-treatment.jp/new_2014-08.htm#0806-06:00-6

 

そば、ゴーヤの例

添付した大腸の写真は別人ですが二人とも前日に沖縄そばを摂取しています。前日夕食から15時間ほど時間をおいてから前処置の下剤を飲んでもらっていますが麺類はこのように原型をとどめています。ちなみにゴーヤーが写っている写真は胃の中ですが食事摂取から約14時間経過してもこの通りです。

画像リンク(グロ注意)
http://www.wound-treatment.jp/new_2014-07.htm#0715-06:00-2

 

どちらも夏井睦医師が直接撮ったのではなく、知り合いの医師から提供してもらった写真だという。

また、犬や猫を飼ってる人は知ってると思うけど犬や猫が食べた草はまったく消化されず、原型をとどめたまま便と一緒に出てくる。
犬も猫も肉食だ。肉食の動物は草を消化できない。

それを考えると野菜の消化に時間がかかるのは納得しやすいんじゃないかと思う。

本当に消化にいい物は何? 消化に関する面白い実験

消化については以前、面白い実験をしました。

嘔吐障害(過食症でいっぱい食べた後、喉に指を入れ食物を吐いて、痩せようとする)の人、数名にお願いしての実験です。

彼らはともかくよく食べます。
3人分ぐらい平気で食べます。

そして指を喉に入れていとも簡単に吐きます。

彼らにまず、炭水化物中心の食事をしてもらいます。
ラーメン、パスタ、野菜類、ご飯類。

それをいっぱい食べてもらいます。

30分ほどしましたら、指をのどに入れて吐いてもらいます。

ラーメンなどはほぼ原型で出てきます。
(噛んでいるので短くはなってはいますが)

野菜もほぼ未消化です。
モヤシは長いまま、トーモロコシの粒も原形のまま。

パン類は団子状にかたまって出てきます。
米粒もしっかり原形のまま、おじや・おかゆ状態。

一時間でも同じ結果。

限界まで食べてもらったときは、2時間たってもラーメンや米は原形を保っていました。
 

別の日に、今度は蛋白質だけをとってもらいます。
肉、魚、チーズ、豆腐類。

30分後、吐いてもらいます。

吐けません。

彼らは吐くことは得意だからす。
それができない。

無理に吐こうとすると、胃液が出てきます。
すでに、30分で消化してしまっています。

消化したものは吐けません。

いろいろ試すと、チーズと大豆類は少し時間がかかります。
それでも通常の胃腸の人で30分ですでに胃の中にはないです。

肉、魚にいたっては5~10分くらいで消化して胃から消えています。

米や麺類は1時間でも消化しなかったのが、肉は5分。

これだけ消化がよければ、寝る前、運動前に肉魚を食べても全く問題はないです。
ソバも含めて炭水化物はだめです。

肉は消化に悪いとよく言われますが、誤解ですね。
一番消化に悪いものは野菜。

トウモロコシやモヤシが原型のまま、便に混じることがあります。
 

肉魚がなぜこれだけ消化がいいか。
それは、人類700万年の中で、ほとんど肉と魚と骨髄だけを食べてきたからです。

一方、炭水化物の歴史はこの1万年。
しかも本格的に炭水化物中心になったのはこの数100年。

700万年慣れている仕事と、はじめまだ数100年の仕事。
7000対1の差。

環境に合わせる体の変化のスピードはゆっくりで、数百年では適合できません。
(数十万年はかかります)

(引用元:消化 治療庵 楽道)

 

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なんで間違った定説が広まったか

もうこれだけの証拠が集まっていたら文句ないと思う。

本当に消化にいいものは肉や魚などのタンパク質や脂質。
実は消化に悪いのが炭水化物や野菜。

従来の定説と完全に真逆だ。

いったいなぜ、間違った定説がこんなにも広まってしまったのだろうか。

おそらく、メディアが原因ではないだろうか?

野菜は身体にいい!
米は身体にいい!

脂肪は身体に悪い!
動物性タンパク質は身体に悪い!

そういうイメージがあるから勝手に野菜と炭水化物は消化によくて、脂肪とタンパク質は消化に悪いと決めつけてしまったのだろう。

確かに日本は食事が欧米化して動物性脂肪と動物性タンパク質の摂取が増えてからガンが増えたというデータがある。
でもその原因が本当は米にあるとしたらどうだろうか?

実は日本で米の常食が一般化されたのは1950年頃からだったりする。
それ以前も米はあったが米を食べるのは貴族だけで、一般人は米の代わりに玄米やイモ類を主食にしていた。

だから日本人が昔から米を食べていたわけではないのだ。

そして私も最近知ったことだが、炭水化物は実は糖分と食物繊維でできている。その比率は食べ物によって異なる。
米の77%はデンプンでできている。デンプンは糖分だ。だから米はほとんど糖分と言っていい。

栄養学ではカロリーの60%を炭水化物で摂るのが望ましいと言っている。
だがデンプンの例を見ればわかるように炭水化物はほとんど糖分だ。

つまり栄養学が言ってることは栄養の60%を糖分で取れと。

私も炭水化物といえば聞こえがいいので今まで考えたこともなかった。
でも炭水化物がほとんど糖分だと知ったときはぞっとした。

うそだろ・・・?

栄養学・・・うそだろう?
なんとメディアが悪いわけではなく、栄養学そのものがおかしかったのだ。

このあたりのことを詳しく知りたい人はこちらの本を読めばよくわかる。
 

まとめ

  • うどんやおかゆが消化にいいのは嘘。吐いたときに出てくるのは米や麺や野菜
  • 実験から見ても本当に消化にいい物が炭水化物や野菜ではなく、脂質やタンパク質であることがよくわかる
  • 間違った定説が広まったのは栄養学のせい

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