Kindle(キンドル)端末 VoyageとOasisの違いを徹底的に比較してみた
Kindleは日々進化しています。
特に今出てるKindleのVoyageとOasisの進化は目覚ましいものがあります。
この2つはKindleの上位版とも言われてるけど実際どんな性能なのでしょうか?
この記事ではKindle VoyageとOasisの違いを徹底的に比較したいと思います。
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VoyageとOasisの基本性能の違い
まずは基本性能から違いを見てみましょう。
値段
機種 | 値段 |
---|---|
Voyage | 23,980円 |
Oasis | 35,980円(バッテリー内蔵カバー付き) |
大きさ
機種 | 大きさ |
---|---|
Voyage | 162 x 115 x 7.6mm |
Oasis | 143 x 122 x 3.4-8.5mm(左右非対称) |
重さ(カバーなし)
機種 | 重さ(カバーなし) |
---|---|
Voyage | 180g |
Oasis | 131g |
重さ(カバーあり ※Oasisはバッテリー内臓カバー)
機種 | 重さ(カバーあり |
---|---|
Voyage | 310g(Kindle Voyage純正カバー「ORIGAMI」装着時) |
Oasis | 240g |
解像度
両者とも300ppiで同じ
内臓ライト
機種 | 内臓ライト |
---|---|
Voyage | LED6個 明るさ自動調節機能付き |
Oasis | LED10個 明るさ自動調節機能なし |
ページめくりボタン
機種 | ページめくりボタン |
---|---|
Voyage | 左右両端にあり |
Oasis | 右側に2つあり |
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VoyageとOasisの数字だけではわからない基本性能の違い
次にVoyageとOasisの数字だけではわからない性能の違いを見ていきます。
見た目に騙されるなってやつですね。
値段
まず値段についてですが、一見VoyageとOasisで10000円以上の開きがあるように見えます。
でもOasisにはバッテリー内蔵カバーがついているため、新たにカバーを買う必要がありません。
一方Voyageはカバーをつけて使うかつけずに使うかによります。
でも一般的に言ってKindleはカバーをつけて使う人が多いと思います。
なのでつける方向で計算するとして
Voyage純正カバーは5000円くらい。
非純正なら2000円くらいで買えます。
ちなみに非純正でも開閉時にオートスリープ機能があって便利です。
なのでこだわらない人は非純正を買うでしょう。(5000円は高いし^^;)
とするとこのカバーを仮にアメリカのAmazon.comでベストセラーのFintieのSmartShell Caseと仮定します。
これは
値段は14.99$
重さは3.1 ounces
とのことなので日本換算すると
値段 1,755円
重さ 88g
すると
Voyageカバー付きの値段は
23,980 + 1,750 = 25,735円
Oasisは35,980円だから
その差はおよそ1万円。
なんだ、結局1万円差か。
ちなみにVoyage純正カバー「ORIGAMI」だと約5000円だからこっちを買った場合の差額は7000円くらいです。
重さ
次に重さですが、先に述べたのはORIGAMIを使った場合で
- Voyage 310g
- Oasis 240g
でした。
でもORIGAMIは重く、130gもあります。
では、FintieのSmartShell Caseならどうでしょうか?
180g + 88g = 268g
Oasisがカバー付きで240gなので差は28g
純正カバーではなく、普通のカバーを使えば大した差ではないのがわかります。
ちなみにOasisのカバーは内臓バッテリー付きで選べないのでこれ以上軽くしようがありません。
Voyageはカバーを自由に選べるので軽い物を選べば軽くなるし重い物を選べば重くなります。
ちなみにFintieのSmartShell Caseは"The Thinnest and Lightest"、「最も薄く、最軽量」を謳っているので数あるカバーの中でもっとも軽い部類です。
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VoyageとOasisを決定的に分ける違い
値段的にはVoyageが1万円ほど安く済む。
重さはOasisの内蔵カバーなしで使うならOasisの圧勝だけどカバー付きで勝負するならあまり差はない。
(※ただしVoyageで一番軽いカバーを選んだ場合)
ではこの2つを決定的に分ける「差」は何でしょうか?
Oasisの内蔵バッテリー付きカバーの取り外し機能
1番の差はこれです。
Oasisには内臓バッテリー付きカバーがついていてこれを外すことで、131gまで軽くなる。
ちなみに131gはなんとiphone6とほぼ同じ!
そしてこの内臓バッテリー付きカバーはマグネットで簡単に付け外しが可能で、カバーの付け外しによるオートスリープ機能もついています。
だから使うときだけカバーを外しやすいように設計されてるのです。
動画をみるとわかるように付け外しはマグネットで超簡単^^
バッテリーと本体を切り離すという究極の発想によって生まれたのがOasis。
実に画期的な商品と言えるでしょう。
しかもこのバッテリーの切り離しの副産物として、左右の厚さに偏りが出ています。
薄い方は3.4mm、厚い方は7.8mmなんですが、この左右非対称さが味噌。
持ち手側に重心がくることで手が疲れにくい仕様になっているのです!
ただ本体を軽くするだけでなく、片手持ちでの重心位置ずらし。
ここまで考えて設計するとは・・・なんという発想力でしょう!
ただし、そんな最強すぎる内臓バッテリー切り離しにも難点があります。
それは本体のみだとバッテリーが5〜6時間しか持たないこと。
サラリーマンが通勤時や昼休みに使うとしてぎりぎり持つくらいといったところ。
まぁ内臓バッテリー付きカバーを付けた状態で持ち歩けいて使うときはカバーをつけ外して使えば何の問題もないですけどね。
大きさ、重さ、枠の差による持ちやすさの違い
画像左:Oasis
画像右:Voyage
次に違うのが大きさとバッテリーカバーを外した時の重さ、枠の違いによる持ちやすさです。
重さに関してはカバーを付けた状態では正直大差ないです。
でもカバーなしなら圧倒的にOasisの方が上。
元々の軽さに加えて重心の工夫で本当にiphone6持つのと変わりません!
また大きさについてもOasisが上です。
- Voyage 162 x 115 x 7.6mm
- Oasis 143 x 122 x 3.4-8.5mm(左右非対称)
カバーの有り無しに関係なくOasisはVoyageより一回り小さく、文庫本より小さいぐらい。
ちなみに文庫本は148 x 105 x 10mm くらい。
横幅がちょっと広いですが、これは実は機能的な意味で必要な広さだったりします。(詳細は後述)
縦に短い分重心のかかり具合などからしてOasisの方が持ちやすいです。
枠の違い
Voyageは左右対称に枠があります。でもOasisは持ち手側の枠だけ幅広い。
これは実は読書をしているときに結構重要なポイントなんです。
なぜなら読書中に間違って画面を触ってしまうとページが勝手にめくられてしまったりするため、基本読書中は指が画面に触れないように気を遣う必要があります。
このときOasisは持ち手側の枠が広いため、親指を結構ゆったり置けます。
対してVoyageはこの枠が狭い分親指に少し神経を使うことになります。
この差が気になるか気にならないかはもちろん個人差です。
でも私だったら間違いなくOasis使う方が楽でいいなと思います。
指先ってのは意外と神経使う場所なんですよ。
卓球選手やゴルフ選手がイップス、という病気になって試合中に手が震えてまともにプレーできなくなったりしますからね。(経験者)
なので指先に神経使わずに済むってことは読書時のストレスがかなり緩和されて長時間の読書が楽になることが容易に想像できます。
ページめくりボタンの違い
次にページめくりボタンの違いを説明します。
ページめくりボタンはまず位置が違います。
Voyageは左右両方に2個ずつ、Oasisは右側のみ。
でもOasisはひっくり返しても使えるから両手どっちでも使えます。
だから右手が疲れたら左手、左手が疲れたら右手が使えるのはどちらの端末でも同じです。
違いはボタンの様式です。
Voyageのボタンは静電容量式。対してOasisのボタンは物理的に押し込むタイプ。
これどっちが使いやすいかというと実は圧倒的に物理的に押し込むタイプなんです。
なぜなら静電容量タイプだと軽く触れただけで押したことになってしまいます。
これが誤タッチによる、意図しないページめくりを招きます。
だからVoyageの場合、本を読んでるときはページめくりボタンを間違って押さないように気を遣わないといけません。
軽いタッチで押せるようになってる静電容量ボタンは実は要らぬ世話なのです。
枠の例でも言ったけどこの指先に神経使うのって地味に疲れますから。
だから押し込まないと押したことにならないOasisの物理的なボタンはVoyageの静電容量式より断然使いやすいのです。
地味だけど重要な違いと言えるでしょう。
明るさの自動調節機能の有無
最後に地味な違いではあるけど、明るさの自動調節について。
Voyageにはセンサーで光を感知して画面の明るさを自動調節する機能が備わっているのに対し、Oasisにはこの機能がありません。
どちらも手動での調節は簡単にできますが。
手動で調節するのも簡単なのでそこまでデメリットに感じないとは思いますが、自動調節があった方が楽なのは間違いないでしょう。
よってこの機能に関して言えばVoyageの方が優れていると言えます。
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実際に使う場面別での使い勝手の違い
電車や外で使う場合
Oasisの内臓バッテリー付きカバーなしでの軽さがiphone6とほぼ同じなので読書中まったく疲れないのがOasisのいいところです。
でもこの内臓バッテリー付きカバー。使う人を選ぶかもしれません。
というのも私はこういう画面がむき出しの電子機器をカバーなしで使うことに抵抗があります。
だって落としたら画面割れちゃうし。
使う場所が満員電車だったりすることを考えると35000円もする端末をカバーなしで使うのは正直怖いです。
だから私は電車での移動中や外で使うときに関してはカバーなしのときの重さが131gということの恩恵を受けれそうにありません。
使用場所を電車内や外に限った場合、OasisもVoyageも大差なしと言えましょう。
家で使う場合
でも家で使う分には話は別です。
特にごろごろ寝ながら使うときならカバーなしでも安心して使えるし、寝ながら使うときは特に軽さが重宝するので便利です。
仰向けに寝っ転がりながらでもスマホと同じように片手で操作できるのは有り難いです。
ただ内臓バッテリーなしで本体のバッテリーのみだと5〜6時間程度しか持たないので読まないときにさっとカバーをつける必要があります。
Voyageもカバーを外すと180gと軽いですが、非純正の安くて軽いカバーはがっちり固定するタイプなのでいちいちつけ外すのはかなり面倒です。
対してOasisの内蔵カバーはマグネット式で付け外しが超簡単。
よって家で使う場合に関しては、圧倒的にOasisの方が使い勝手がいいです。
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総評 Kindle VoyageとOasisの違い
VoyageとOasisの値段の差はカバーによりますが7,000〜10,000円。
問題はOasisにこの値段分の価値があるかどうか?
私はあると思います。
Oasisは読書時の持ちやすさ、読書しているときの快適さを究極に追求してできたひとつの電子書籍の完成系です。
現状ではこれに勝る読書端末はないと断言できます。
1世代劣るVoyageとの1万円差は確かに大きいですがプラス1万円で毎日の読書がこんなに快適になるなら充分払う価値があると思います。
特に毎日読書する人なんかは確実に買いでしょう。
問題はそこまで読書家じゃないんだけどって人だと思います。
私自身もそこまで読書家じゃありません。
読んで月5,6冊。多いときでも10冊行かないぐらい。
平均して週1冊読むかどうかってとこです。
この程度の読書量の人はVoyageで充分ではないか?
普通はそう思うでしょう。
確かにVoyageでも満足できるとは思います。
でももし仮に1週間だけモニターとしてOasisを渡されてそのあとOasis返品してVoyageに替えるかどうか聞かれたらたぶん間違いなく「No」と言うと思います。
一度使ってその快適さを知ってしまったらもうそれ以下のものに満足できなくなってしまうからです。
というわけで私個人的には多少高くてもOasisの快適さを押します。
以上、だいぶ長くなりましたがKidle VoyageとOasisの比較を終わりにしたいと思います。
参考になれば幸いです。
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