センターまで1か月を切った。
受験生は今焦ってると思う。
まずは冷静になろう。そして作戦を立てる。
明確なゴールがイメージできたら勉強開始だ。
このページではセンター直前の受験生が冬休みにどう勉強すれば点数を最大限上げれるかを考察した。
Contents
1. どこを伸ばせばセンターの点数が最大限に上がるか、考える
例えば現状9割取れる科目があったとする。
これはいくらがんばって10割にしたところで点数で言ったら0~10点しか上がらない。
もし4割しか取れない科目があったならその科目勉強をして7割取れるようになれば30点も上がる。
このように、まず点数の低い科目を強化するのが一番手っ取り早く最大限の点数アップにつながることがわかると思う。
また、科目によって点数の上がりやすさはあると思う。
例えば国語の現代文は暗記科目じゃないからいくら勉強しても短期間では点数が上がりにくい、など。
これについて考察してみよう。
2. どの教科なら点数を上げやすいか
国語
現代文は先ほど言った通り、上げにくいし問題に左右されやすいので努力が点数に結び付きにくい科目だ。
古文・漢文は比較的勉強すれば上がる余地がある。暗記と問題演習するだけでいいので。
数学
数学は膨大な数の分野があるが、センターの数学は問題のレベルがかなり易しめに設定されてる。基本問題さえ解ければ8割は取れるはずだ。
だからセンターの数学に関しては得意な分野を伸ばすより苦手な分野を克服する方が確実に点数が上がる。
というか全科目で1番伸ばしやすいのは数学の苦手分野克服だと思う。
個人的に数学はセンターに出る範囲の教科書、問題集の基本問題が全部解けるだけで8割狙える超おいしい教科だと思ってる。
数学が苦手な人は特に応用問題をやる必要はない。(センターに限った話)
応用問題は最後の1題がちょっと難しかったりするが、解けなくても8割は固い。
ことセンターに関しては数学苦手が有利に働く。
逆に数学が得意な人は他で伸ばさなきゃいけない分不利だと思う。
英語
英語はちょっとセンター英語のカラクリについて調べたことがある人は知ってると思うんだが、点数配分の長文読解の割合が圧倒的に大きい。
だから英語は単語や文法を暗記したかどうかよりも長文を読めるかどうかの方が重要だ。
もちろん単語と最低限の文法わからないと読めないが。
長文読解が苦手な人は正直苦しいと思う。
なぜなら英語の長文読解は短期間で伸ばすのがちょっと難しいからだ。
そういう人は諦めて裏技を使うのも手だ。質問を先読みしてから長文を読む。全部しっかり読まないと解けない問題とポイントだけわかれば解ける問題があるので後者だけ解いて前者は諦める。
2次でも英語使う人はがんばって長文読解の苦手克服した方がいいとは思うが、他の教科との兼ね合いで英語にどれだけ時間を割けれるかによる。
あまり時間がとれないなら裏技で。とれるならちゃんと読むやり方をがんばって身に付けよう。
リスニングは慣れで何とかなる部分が大きいのでとにかく毎日30分でもセンターの過去問や模擬問題のリスニングをやろう。
意外とリスニングの50点はでかい。
物理
物理は数学と一緒で苦手を克服することで点数を上げやすい。
センターに出る分野全部の基本問題が解けることがもっとも重要だ。
他、暗記系教科
地理とか世界史とか日本史とかに関しては暗記だ。
暗記系教科についてアドバイスするとしたら夜にやった方が覚えやすいのと、短期間で何度も繰り返した方が記憶に残りやすいってことくらいか。
個人的には本当に数学がもっとも簡単に上げやすいと思ってる。
今数学苦手な人はチャンスと思うべきだ。
得意な人は数学以外で点数伸ばしやすい科目・分野が何かを徹底的に分析しよう。
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3. 1日の中でどう時間を割り当てるか
まず自分が1番集中できる時間帯、集中できない時間帯を把握しているだろうか?
例えば私の場合、集中できる順に朝→夜→夕方→昼間となる。
集中できる時間は苦手分野、というかもっとも勉強するときのストレスが大きい分野をやる。
集中できないときは逆に自分がもっともストレスなく勉強できる分野をやる。
ポイントは集中できる時間と集中できない時間を使い分けること。
また、勉強の成果=集中力×時間であることに注意しよう。
だらだら1日中12時間勉強するより適度に休憩しながら6時間勉強する方が得られる成果は多いと思う。
睡眠時間を削るかどうかは人によると思うのだが、私の個人的な見解では睡眠は削らない方がいいと思ってる。
なぜなら睡眠時間を削る=集中力が減る
勉強の成果=集中力×時間だから集中力が減ればいくら14時間やろうが16時間やろうが時間に見合った成果が上がらない。
ちなみに例え6時間睡眠でも睡眠時間を削ると集中力が大幅に落ちることは科学的に証明されている。
参考:6時間睡眠を続けている人は自分で気づかないうちに徹夜した人並みに認識能力が落ちている
集中力をキープしたい人は8時間ちゃんと寝た方がいい。
ただ、これについては人によるのかもしれない。
アドレナリンが出ると3時間睡眠余裕の人とかいるし。
睡眠時間を削ることに関して私にはまったく理解できないが、現にそれでうまくいってる人もいるのであなたが睡眠時間を削るかどうかはご自分で判断していただきたい。
ポイントは削った時と削らないときでどちらが勉強の成果を多く得られるかを見極めることだ。
睡眠時間を削った時と削らないときでどの程度集中力が変わり、どの程度学習効率が落ちるのか。
自分の脳味噌に聞いて決めよう。
4. センター過去問と他の勉強の比率
これに関しては人による。
例えばまだまだ苦手分野を克服することによる大幅な点数アップの伸びしろがある人については過去問やるより苦手分野を重点的にやった方が点数は伸びる。
逆にすでに優等生で全教科まんべんなく7~8割取れるような人は苦手分野の克服よりもセンターの過去問を重視した方がいいと思う。
まず大前提だが、センター試験は基本問題が解ければ解けるくらい問題のレベルが低く設定されてる。
だから苦手分野を克服するのはあまり難しくないのに点数が上がりやすく、費用対効果が大きい。
だからセンター試験対策でもっとも効率がいいのは苦手分野の克服。
次にセンター過去問で問題形式に慣れること。
5. 2次試験との兼ね合いは?
劣等生なら2次試験は無視してセンターに集中。
学校から応用問題系の宿題が出されてもシカトして答えを写して提出しよう。
優等生なら苦手分野はないだろうからセンターの過去問を毎日解きつつ、点数の取りにくい部分を集中強化する。
で、特に強化する部分もない得意教科については2次試験向けの勉強をする。
ただ、あくまでこの時期の優先順位はセンター>2次試験
センターすべったら志望校に応募すらできなくなるから優先順位は間違えちゃダメだ。
まとめ
- 冬休みはまず全体像を見て、冷静に分析する
- 点数アップできる、しやすいのはどこか、ひたすら考える
- 学習効率は時間×集中力で決まるから適度に休憩してメリハリをつけ、だらだらしない
- 1番点数上げやすいのは苦手分野の克服、次に過去問
- 2次試験は劣等生は無視、優等生は得意科目のみ2次試験対策も行っていいが、あくまでセンター優先
偉そうに書いてしまったが、要するにセンター対策はいかに点数上げるかを考える思考力、戦略が大事。
一般的にはセンターは過去問、過去問と言われるが、過去問が大事なのは当たり前だ。
敵を知らなきゃ戦えない。
かといって過去問だけやればいいのかと言われるとそうじゃない。
やるべきことはその人のレベルによって全然違う。
私の場合、劣等生だったため、過去問はほとんどやらなかった。それでもセンターの点数は大幅に上げれた。
劣等生にとっては過去問より苦手克服の方が費用対効果は圧倒的に高いからだ。
だが、東大クラスの人や頭のいい人が言うには過去問を解きまくることが1番いいらしい。
このように何をやれば点数が伸びるのかは人によって異なる。
大事なのは自分の頭で考えることだ。思考停止して人に言われたことだけをやるのが一番だめだと思う。
以上、参考にしてほしい。
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