大学か専門学校か 少しでも迷うなら絶対大学をおすすめする理由

大学か専門学校か。

これは高校生の多くが迷う選択肢だ。

大学か専門学校で少しでも迷いが生じるなら大学を選んだ方がいい理由を解説する。

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大学か専門学校 大学の利点が強すぎる

  • 結局就職に有利なのは専門卒より大卒
  • 大卒という資格はどこでも通用するから気が変わっても潰しが効く
  • たっぷりある時間を利用して趣味も恋愛も自己実現もやりたいこと探しもなんでもできる
  • がっつりバイトでき、学生やりながら社会を体験できる

 

結局就職に有利なのは専門卒より大卒

一般論では就職率の高さは大卒より専門卒の方が上と言われている。
確かにそうだ。大卒が60%程度なのに対し、専門学校卒は90%以上が相場。
一見、専門学校の方が就職に有利に見える。

でも実態はそうでもないようだ。
なんと専門学校卒の50%は専門外の職に就いているらしい。
そして専門学校卒の50%は非正規雇用との情報もある。

専門学校卒で専門外の職に就く場合、高卒と一緒だ。
非正規雇用で働く場合も、高卒と一緒だ。

何より問題なのは大卒かどうかを採用条件にしている企業が多いこと。
最初に働く企業を選ぶときもそうだが転職するときに特にこの大卒の壁を感じる専門学校卒の人が多い。
 

大卒という資格はどこでも通用するから気が変わっても潰しが効く

転職しようとしたときに専門学校卒の人は大卒フィルターの壁にぶち当たることになる。
いくら学歴社会は古いと言われても未だに多くの企業が大卒を採用条件に挙げているのが現実なのだ。

専門学校卒の強みは学校と企業が提携していることが多い点があるが、中途採用ではそのコネも使えないし、将来的に転職を繰り返す可能性があるなら大卒の方が圧倒的に有利だろう。

また、多くの人たちは専門学校で勉強する途中で気が変わってしまう。
でも専門学校は気が変わっても途中で退学するには学費が高すぎる。

だから気が変わっても新しく別の専門学校で学び直すこともできず、高卒と同じ条件で専門外の職に就職するハメになる。

高校卒業の時点ではっきりとやりたいことが決まる人なんて早々いないし、いたとしてもその後の数年で気が変わる人がたくさんいる。
だから例えやりたいことが決まっている人でもその選択にほんの少しでも迷いがあるなら将来の選択肢を広げられる大学を選んだ方がいい。
 

たっぷりある時間を利用して趣味も恋愛も自己実現もやりたいこと探しもなんでもできる

大学生はたっぷり時間がある。
人生で一番自由な時間が多いのが大学生のときと言われている。

【校長先生から学ぶ】 大学に行く本当の目的は立ち止まって考えること

2016年10月5日

なんせ大学生は春休みも夏休みも2か月ずつあるのだ。
この時間に趣味にどっぷりつかるもよし、恋愛するもよし、いろいろやってみて自分が本当にやりたいことを探すもよし、やろうと思えばなんでもできる。

専門学校で取るような資格も本気になれば独学で取れるだろうし、英語を身に着けたり、プログラミングやってみたりも膨大な時間のある大学生には可能だ。

これが専門学校生にはない。専門学校生は高校生よりみっちり授業スケジュールが組まれている。
下手したらバイトする暇もないくらいだ。

それが本当にやりたいことならいいが、もし迷って決めた選択なら悩む時間もないのはつらいだろう。
 

がっつりバイトでき、学生やりながら社会を体験できる

大学生が一番時間を費やすことの一つはバイトだと思う。
飲食店バイトの多くは大学生だし家庭教師、塾講師も大学生ばかり。
リゾートバイトするのも大学生ならガソリンスタンドも大学生、ネカフェの店員もケーキ屋の店員も花屋の店員も・・・。

ほんと大学って勉強するとこなんだかバイトするとこなんだかわからないくらい・・・。

それだけ大学生は時間に余裕があり、がっつりバイトできる証拠だ。
バイトを通して得られるものはお金だけじゃない。

バイトで得られる友達、社会で働くという経験。バイト先での人との出会い。
これらを通して自分のやりたいことが決まる人も多いと思う。

あるいはブラック飲食店で働いてこんなとこでは絶対働きたくない!と思ったり。

いずれにせよ正規就職する前に自分でお金を稼ぐ経験をしておくことは大事なことだと思う。

大学より専門学校の方が優れていることって何?

  • 大学より早く就職できる
  • 大学より実用的な知識、経験値が得られる

 

専門学校の一番のメリットは大学より早く就職できること

ただしこのメリットを継受できるのは早く就職して収入を得たい人のみ。

大学生が22歳からしかがっつりとした収入を得られないのに対し、専門学校卒は20歳から得られる。
この2年差で貯金に差が出る。

ただ、大卒と高卒で生涯収入に5000万以上差が出ると言われている。
専門学校卒の場合、専門分野で就職しても大学に差がつくところはつくし、専門外で就職すれば高卒扱いなのでもちろん大きな差がつくだろう。

会社で働く上では金銭面で基本的には大卒の方が有利になってしまう。

ただし、個人で働くなら話は別だ。
フリーランスで働くなら給料は完全に実力で上げれるので早めに就職して経験積んだ方が有利になる。
例えばプログラマーみたいな手に職つけるタイプの職業でフリーランスやるなら絶対専門卒、あるいは高卒の方が早く成功するだろう。
 

専門学校のメリットの2つ目は大学よりも実践的な知識、経験が得られること

専門学校がそのために存在していることを考えれば明らかなことだ。

ただし、案外そうでもないらしい。
就職したら専門学校で勉強したことなんて全然役に立たず、一からのスタートだったという意見がYahoo!知恵袋などに挙がっていた。

とはいえ大学のクソつまらない授業よりは確実にマシだと思う。
とく大学では専門分野も実践的なことよりは理論的なことを学ぶと言われている。
でもそんなの研究者になるわけじゃなければ役に立たない。

就職先の実務でどっちが役に立つかって言われたら確実に専門学校だと思う。

ただ専門学校の授業が資格を得ることに特化した内容だと現場で役に立たないことになってしまうのもうなずける。
大抵の資格は実際の仕事では役に立たないものなのだ。
 

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「時間があることがすべて」 私が絶対大学をおすすめする理由

大学と専門学校を就職するための経路として考えればどちらも一長一短ある。

大学は進路の選択肢は広がるし気が変わったときに大卒という資格が得られるという逃げ道まで用意されている。
最初に就職した先が合わなくてももれなく転職の道が用意されてる。

専門は卒業後の就職は大学よりもしやすいこと、早く就職する分大学生よりも早い段階で実務経験が得られるなどの利点がある。

だが比較できるのはここぐらい。
これ以外のすべては大学の方が優れている。

なぜか。

大学生の膨大な自由時間がチートレベルだからだ。

時間があれば何ができるか?

  • 遊びたい人は遊びまくれる
  • スポーツや音楽をめいっぱいやれる
  • スキルアップしたい人は英語でもプログラミングでも法律でもいくらでも学ぶ時間はある
  • 自分探ししたい人は海外留学やワーホリやリゾートバイトなど選択肢はたくさんある
  • いろんなバイトを体験できる
  • 大学生のうちにネットビジネスなどで自力でお金を稼ぐ技術を身に付けることも可能

それもこれも大学生に膨大な時間があるからできることだ。
大学生と専門学校生ではこの自由時間の差がでかすぎる。

確かに意志の弱い人は遊んでしまうかもしれない。
人によっては時間がありすぎてクズになってしまい、授業に行かなくなって大学を中退し、フリーターになってしまうダメな大学生もいる。

また、大学4年間でやりたいことが結局見つからず、就職もせずにフリーターやニートになってしまう人もたくさんいる。

時間は人を良くもダメにもする。

でも忘れてはいけないことが一つある。

時間があるのは贅沢だということ。

昔と比べてマシにはなったがまだまだ日本の企業は労働時間が長いし通勤時間もかかる。
一度社会人になってしまうとやりたいことをやる時間は限られてしまう。

若いときの時間は貴重だ。

人によっては大学4年間を人生の最盛期ととらえる人もいて、全力で遊ぶ人とかいるが、それも生き方の一つだと思う。
そこを遊ばずにスキルアップに費すのも手だしプロ目指すくらい本気で趣味やるのも全然ありだ。

このやりたいことを好きなだけやれる時間を持てるのが「大学」という選択肢なんだということを覚えておいてほしいと思う。

まとめ

  • 大学と専門学校を比べると大学の利点が強すぎる
  • 就職に有利なのも大学、選択肢や逃げ道などの応用が利くのも大学
  • 専門学校唯一の利点は早く就職できることと実用的な知識を学べること
  • 大学の圧倒的な利点、自由時間の膨大さはチートレベル

私以外にも多くの大人は大学を勧めると思う。
この記事がその理由を知る助けになれば幸いだ。

【校長先生から学ぶ】 大学に行く本当の目的は立ち止まって考えること

2016年10月5日

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