武井壮が語る「大人の育て方」がビジネス論として秀逸すぎる

陸上競技 10種競技で全日本チャンピオンになった武井さん。
武井さんが芸能界に入ったのには理由があった・・・。

まずはこの動画を見てほしい。

30分とちょっと長いが、子供でも大人でもビジネスやろうとしてる人、スポーツやろうとしてる人、音楽やろうとしてる人、まぁぶっちゃけどんな人でも見る価値があると思う。

忙しい人はこの記事だけ読んでもいい。この動画の一番大事な部分、「人やモノの価値は求める人の数で決まる」ってことについて解説している。

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日本チャンピオンになったのに稼げなくて絶望した

武井壮さんは大学時代に出会った陸上競技で2年半ほどの練習で日本チャンピオンになった。
種目は10種競技。

武井壮さんが200人くらいの生徒に問う。

「10種競技を知ってる人はいますか? 知ってる人は手を上げてみて。」

誰も手を上げなかった。

で、武井さんは陸上の10種競技で日本チャンピオンになったのにお金を稼げなかったという。

なぜか?

ニーズがないからだ。

陸上の10種競技は年1回の大イベント。陸上競技の他のすべての競技も同時に開催される。
陸上といえば王道は100m、200m、400m、400mリレーとかだろう。

全種目合わせると大体25種目くらいあるとする。男女合わせると50人だ。

で、それぞれの種目に大体50人くらい選手がいるとする。
すると選手の数は大体2500人。

陸上全国大会が開かれる国立競技場の収容人数は5万人。
でも武井さんは陸上の大会で国立競技場が満席になったことなんて見たことがないという。

大体1万人行くか行かないかという人数しかこない。

5万を選手の数である2500で割ったら20だ。
だから1人当たり20人のお客さんを集めれば国立競技場は埋まる計算。

でも陸上のトップ選手たちは1人当たり20人のお客さんすら集められないのだ。
当然、お金になるはずがない。

猛烈な努力をして

それでも努力が実ってチャンピオンになれる人なんて日本でたった1人しかいない世界で

努力が報われるかもわからない中努力してきた

・・・

・・・・・・

その結果が結ばれて念願のチャンピオンになれた!

それなのに・・・お客さんは見に来ない。お金にもつながらない。

これ正直メンタル弱い人だったら自殺しかねないショックだっただろうと思う。
そんな体験をしたからこそ、武井さんの言葉は重い。

求める人の数

物事の価値を生むものってのはすっごくシンプル。

「人が求めるもの」に価値がある。

で、「求める人の数」が大きければ大きいほど価値が大きくなる。

武井さんいわく、スポーツの世界での僕のクオリティはある程度高い物だと思う。クオリティ自体は高いんだけど価値がない。
なぜなら、それを求めている人の数が少ないから。

武井さんにスポーツ選手としてのクオリティがあるのは当たり前だと思う。日本一なんだから。
でも武井さんには価値がないという。求めてる人の数が少ないというそれだけの理由で。

武井さんはスポーツの世界に絶望したとき、芸能界の人に会ったらしい。
そのときに何万人もの観客を集める歌手のライブとか、何万人もの人を笑わせるトークショーとかを見て、武井さんは気づいた。

人の価値とか商品の価値っていうのはクオリティじゃない。
商品のクオリティでもなければ、トークの面白さだけでもない。
 

それを見て喜んでくれる人の数だ、と。
 

日本一のクオリティを持っていても1円も稼げなかった日本チャンピオンが語る真実。

誰かが必要としてくれなければ、どんなにクオリティが高いものも価値がない。
 

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誰かが必要としてくれなければ物は売れない

武井さんはもし自分の子供が生まれたらクリケットをやらせたいそうだ。
なぜならクリケットは世界で2番目に競技人口が多いから。

インドではクリケットが国技になっててテレビ放送されるクリケットの試合は視聴率がなんと80%を超えるという。
インドの人口は13億だから単純にクリケットは10億人もの人が見てくれるのだ。
その市場効果は測り知れない・・・。

もちろんそれだけ多くの人の目につくところには広告を貼りたいという企業が大勢いるから企業はお金をかけてクリケットのスポンサーになろうとする。
だからクリケットの世界でチャンピオンになったらものすごいお金を稼げるし、ものすごい数の人を興奮させ、感動させられる。

まぁクリケットは日本ではマイナーすぎて見向きもされないだろうけど。
日本だったら野球やサッカー、テニス当たりだろうね。注目されるのは。

要するに大事なのは数だ。

どれだけの数の人が喜んでくれるかってこと。

どんなにクオリティの高い商品を作っても誰も必要としてくれなかったら売れない。
100%世界一すごいものを作っても10位くらいの商品に負けるのだ。認知されなければ。

それがビジネスの世界の現実。スポーツの世界の現実なのだ。

だから大事なのは商品のクオリティを上げること、スポーツの腕を磨くことだけではない。

それ以上に重要なのは大勢の人が求めてくれるかどうか。
ニーズだ。

例えば新しい商品を開発するとき、まだ誰もその商品の価値に気づいてない。
なら人にその商品の必要性に気づいてもらうところから始めなければならない。

マイナーなスポーツならまずマイナーなスポーツの面白さを人に伝えて見てくれる人を増やさなければならない。
まぁマイナーなスポーツだったらお金がいらなければ趣味として楽しんで満足しちゃってもいいけど。

やりたいことを仕事にするには「ニーズ」を理解しないとだめなのだ。

好きなことを仕事にする

スポーツに限らず好きなことをお金にしたいって人はたくさんいると思う。

私も趣味はポーカーだからポーカーで生活したいって夢がある。
ポーカーだったら日本では認知度低いしお金にならないけどアメリカでは超人気でテレビ放送されるくらいなので普通にお金になる。

でもそれを何億ってお金にできるのは何千万ものプレイヤーの中でトップ1%以下の人だけ。
まぁポーカーなら観光客という名のカモがたくさんいるカジノを戦場にすればトップ1%じゃなくても稼げるけど。

おっと話が逸れてしまった。

要は好きなことをやって生きていきたいって夢を持つならまずそこにニーズがあるのかを考えよう。
ニーズがないならどうやってニーズを増やすかを考えよう。

誰かが必要としてくれなければどんなにクオリティの高いことをしてもビジネスにはならない。

私は過去に1年経たずに潰れたラーメン屋でバイトしてたことがあるけどそのラーメンの味は最高だった。
正直、味は私がこれまでの25年の人生で食べたラーメンの中でトップ3に入る。

それでもお客さんはこなかった。

なぜか?

ニーズを生めなかったからだ。

ラーメンはいくらおいしくてもお客さんがこなければ意味がない。

そのラーメン屋はそれほど大きくない道路沿いの目立たない場所にあって看板も小さかった。
だからラーメンを食べたいって思った人がいてもなかなか存在に気づいてもらえない。

存在にすら気づいてもらえないラーメン屋に価値があるか?

あるわけがないよね。
ラーメン屋やるなら看板はでっかくしてここにラーメン屋があるぞって一目見てわかることが一番重要だと思う。

それがITの商品でも同じ。VRの新ゲームでも同じ。
お客さんがその商品の価値に気づいてくれなければどんなにいい商品もゴミ同然だ。

今回紹介した武井壮さんの「大人の育て方」のテーマは大人の育て方だけど正直「大人の育て方」よりも「ビジネス論」として秀逸だと思う。
実際講義全体の大部分はそこの解説になってたし。

というわけでビジネスやってる人でこの動画をまだ見てない人は一番上に戻ってもらって動画をぜひ見てみよう。
私の文章より武井さんの熱弁講義の方が100倍心に刺さるからね。

まとめ

  • スポーツの世界で日本チャンピオンになってもお金を稼げるわけじゃない
  • 人やモノの価値は求める人の数で決まる
  • どんなにいい商品も誰かが必要としてくれなければ売れない
  • 好きなことを仕事にしたいなら「ニーズ」を理解しないとだめ
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