大卒という資格の価値は何をやるかにもよる。
日本でサラリーマンをやる場合、海外で就職する場合、個人でフリーランスをする場合、それぞれ考えてみた。
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大卒という学歴は必要か やりたいこと別に分析してみた
日本でサラリーマンやる場合
もし将来会社でサラリーマンやるなら大卒は間違いなく有利だ。
例え大学の学科と就きたい職業が完全にミスマッチしていたとしても。
なぜなら多くの会社が採用条件に大卒と書いているからだ。
ただ、専門卒でも学んだ分野がマッチしていれば採用条件に大卒と書かれた会社に申し込んでも通ることはあるらしい。
なんでもそういう企業はただ書いているだけらしい。だから専門卒の人も諦めずに応募してみるといい。
だがやはり大卒かどうかで切る企業は多いので大卒という資格を持っているか持っていないかが就職にかなり重要なのは確かだろう。
大抵の日系企業は大卒かどうかや人柄だけで採用し、実力は会社でつけようとする。
だからとりあえず大卒でもいいから日本でサラリーマンやるなら大卒という資格は持っておくべきだ。
海外で就職する場合
- オーストラリア 96%
- ニュージーランド 93%
- アメリカ 74%
- 韓国 71%
- イギリス 63%
- 日本 51%
- イタリア49%
- ドイツ 42%
- 中国 約25%
(参考:大学進学率の国際比較l文部科学省)
海外で就職する場合も実は大卒が大事だったりする。
例えばインドネシアとかマレーシアでワーキングビザを取る条件に最終学歴大卒以上とあったりするのだ。
もちろん、アメリカやヨーロッパの場合はさらに厳しく大卒+専門系の技術があることが条件だ。
ワーキングビザがないと違法滞在になるからこれは絶対必要。
ワーキングビザを取る条件に大卒がある以上、大卒は取るしかない。
まれに高卒で海外で働いている人もいるが、それは外国人就職に対してゆるかったときのオーストラリアでタイミングよく職を得た人かコネがある人だけだ。
ってことで海外就職するには海外の大学出てるとかでもない限り、大卒は必要条件になる。
さらに専門職(誰でもできるような職業じゃ無理)じゃないとビザは下りない場合が多い。
また日本人の渡航先に人気のオーストラリアの大学進学率は90%以上、アメリカの大学進学率も70%以上と日本の50%より全然高い。
海外は実力主義なのは間違いないのだがその前提条件に大卒であることが入ってしまっている。
大卒であるという前提条件付きの実力主義。それが海外の現実なのだ。
個人でフリーランスや起業する場合
個人で働く場合は学歴は基本的に不要だ。
また企業によってはフリーランスを雇う場合にも大卒を前提にしてるがそういう企業は相手にしなければいい。
だがここで問題になるのがフリーランスに限界を感じて途中で就職しようとしたとき。
このときの転職活動で大卒の壁にぶち当たってしまう。
また起業はリスクが大きい。
成功すれば勝ち組だが失敗すればただの高卒に成り下がってしまう。
大卒ならそこからでも就職という逃げ道があるが高卒だとやはり就職するときの選択肢が少なくなる。
だから大卒は個人で働く場合でも保険として重宝する。
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発想の転換 大卒は当たり前と考える
ただ大学卒業するだけなのに何がそんなに偉いのか?
こう思うかもしれないが日本の企業の場合、要は大卒=受験勉強をがんばった人=努力できる人と見ているのだろう。
そして海外では国によっては大卒なんて当たり前。むしろ義務教育が大学までなのかというぐらい大学進学率が高い国も多い。
日本の場合も普通にサラリーマンやる場合に関しては高卒というだけで選択肢がかなり絞られてしまう。
専門学校卒でもそれなりに評価されるべきだとは思うが、専門=誰でも入れる学校なので高い評価はされない。
大学=誰でも卒業できる学校なんだが^^;
とにかく学歴で将来悩まされる可能性を考えたら今の日本では大学に進学するという選択が賢明だ。
そこに違和感を感じる人はもう大卒を選択肢と考えるのではなく大卒を当たり前と考えればいい。
まとめ
日本でサラリーマンやる場合はともかく、海外就職の場合も必要だし、個人で働く場合でも大卒は必要なこともあるし、保険としてあると何かと役に立つ。
特別な理由がない限りとりあえず大学に進学することは基本的に正しい道と言えるだろう。
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