加湿器は見た目と値段で選んではいけない 超音波式加湿器の問題点

加湿器が欲しいこの季節。

ネットで加湿器を探していて見た目がかわいい超音波式加湿器に目が止まったという人はちょっと聞いてほしい。

確かに超音波式加湿器は見た目がかわいいものが多い。
でも、その裏には問題があるかも。

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見た目がかわいくて安い超音波式加湿器

この写真を見ればわかるように、超音波式加湿器は本当に見た目がかわいい。
しかも小さいから置き場所にも困らないし、安くて電気代もかからない。
稼働音も小さいから寝るときも使える。

なんだいいことづくめじゃないかと思うだろう。

でもそんな超音波式加湿器には大きな問題が・・・。

衛生面の問題 レジオネラ菌による被害

実際、超音波式加湿器が原因でレジオネラ菌という菌により肺炎になって人が死亡する事件があった。

といっても事件は古く、2000年に大学病院で新生児にレジオネラ症が発祥した件、2007年に60歳男性がレジオネラ症で死亡した件など数件しかない。

だが大手家電メーカーはこれを深刻に見たのかこぞって超音波式加湿器から手を引いている。

それでもアマゾンなどのショッピングサイトで「加湿器」と検索すると出てくるのは超音波式が圧倒的に多いのだが。

加湿器を求めるのって大体女性だと思うんだけどやっぱり見た目が小さくてかわいい超音波式加湿器には需要があるということなのだろう。

実際、超音波式加湿器を何年も使ってるけどちゃんと掃除すれば問題ないですよと謳ってるサイトがたくさんある。
確かに超音波式加湿器で死んだり、肺炎になったりしたのは高齢者と幼児だけで健康な人にはほとんどリスクはないようだ。

だがそれでも死んだ人がいるってなると人は神経質になってしまうもの。
きちんと掃除して雑菌をばらまかないようにしたい。

一応、最近出ている超音波加湿器には抗菌カートリッジがついており、レジオネラ菌対策をしているものが多いが、掃除が必要なことに変わりはない。
 

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超音波式加湿器を使うと周りの床や壁が濡れる

私も一度超音波式加湿器を使ったことがある。
買ったわけではないのだがビンゴゲームで当たったのだ。

で、使ってみたところ、周りの床がびしょ濡れになった。
私の超音波加湿器を速攻物置に放り込まれた。

なぜ超音波式加湿器を使うと周りの床がびしょ濡れになるかというと超音波式加湿器が放出する水の粒子が他の加湿器と比べて大きいせいだ。

超音波式は超音波で水を超高速振動させ、ミスト状に細かく砕いた水を放出している。
これは自然界でいう霧に近いものだ。

当然この霧状の水が放出された周辺は濡れる。
加湿の強さを弱くすれば周辺の濡れは軽減されるようだがそれでも濡れることは濡れる。

これじゃあ加湿器の周りの壁や床にカビが生えてしまうだろう。

加湿器は見た目ではなく、機能で選ぶべきもの

上記の問題は一応、マメな掃除をすれば解決できる。
でも掃除が必要なのは加湿機本体だけでなく、周りの床や壁もだ。

だって掃除しないとカビ生えちゃうから。

それでも超音波式がいいなら頑張って掃除すればいい。
でもめんどくさがり屋の私なら超音波式は絶対選ばない。

私が加湿器を選ぶなら

  • 手入れの簡単さ
  • 衛生面での安心感

で選ぶ。

この2つをクリアしている加湿器はスチーム式だ。

スチーム式加湿器は水を沸騰させて発生した蒸気で加湿するため、衛生面でクリーンだし、手入れも毎日やる必要はなく、月1で充分。

水を沸騰させるため電気代が高いという難点はあるが、毎日掃除するよりはるかにマシだと思う。

スチーム式加湿器を選ぶなら 掃除が簡単で使いやすいおすすめ4選

2016年12月7日

まとめ

  • 見た目がかわいくて値段も安い超音波式加湿器には問題があった
  • レジオネラ菌による健康被害
  • 超音波式加湿器は周りの床や壁を濡らす
  • 加湿器は見た目や値段より、機能で選ぶべき

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