カジノゲームで損する確率と中毒性 日本のギャンブルより怖い理由

カジノが解禁に向けて刻一刻と動いてる今日この頃。
カジノに興味ある人はカジノゲームがどれくらい損するか知ってるだろうか?

この記事では、カジノゲームで損する確率と日本のギャンブルよりカジノゲームの方が中毒性考えるとやばい理由などを解説する。

スポンサーリンク

カジノゲームで損する確率

基本的にギャンブルゲームには期待値という概念がある。
期待値とは、そのゲームをやったときに確率的に戻ってくることが期待される数値のこと。

この期待値だが、宝くじは45%、競馬は75%、パチンコは85%程度と言われている。

しかしカジノゲームの場合、バカラで99%、ブラックジャックで98%、ルーレットで95%と、日本のギャンブルと比べて期待値がかなり高い。

一見カジノゲームすげー! 日本のギャンブルクソじゃん!って思うだろう。

しかし、表面上の確率に踊らされてはいけない。

期待値99%のバカラ1回勝負なら、100万円かけても99万円が戻ってくる計算だ。

でもこれを10回やったらどうなる?
100回やったら?

各カジノゲームに100万円賭けたときを想定してそれぞれ1回、2回、10回、100回ゲームをプレイしたときに戻ってくる金額を期待値から計算してみた。

カジノゲームで100万円を100回賭けるとどうなるか?

ゲーム期待値1回施行後2回施行後100回施行後
バカラ99%990,000980,100366,000
ブラックジャック98%980,000960,400132,600
ルーレット95%950,000902,5005,920

 

なんと期待値99%、つまりほとんど5分で戦えるはずのバカラも、100回やると100万円が36万になってしまう!
期待値95%のルーレットに至ってはたったの100万の元手がたったの5千円だ!

カジノに行くと100回くらい普通にプレイしてしまうだろうから、この確率は恐ろしい。
ほとんど5分5分の勝負でもたった1%確率的に不利なだけでこんなに損してしまうのだ。
 

ちなみに日本のギャンブルである競馬、パチンコ、宝くじも同様に計算してみた。

日本のギャンブルで100万円を100回賭けるとどうなるか?

ゲーム期待値1回施行後2回施行後100回施行後
パチンコ85%850,000722,5001円以下
競馬75%750,000562,5001円以下
宝くじ45%450,000202,5001円以下

日本のギャンブルに至っては100回やると100万円が1円を切る。

カジノゲームの中毒性 日本のギャンブルより怖い理由

カジノゲームは期待値だけを見れば確率的に日本のギャンブルよりはるかに有利なように見える。
でもこの表面上の確率だけ見てプレイしてはいけない。

期待値99%とかのゲームはほとんど5分5分だ。

  • バカラならバンカーかプレイヤーかのほぼ5分5分勝負
  • ブラックジャックまら自分が21に近いか、ディーラーが21に近いかのほぼ5分5分勝負
  • ルーレットなら赤黒賭けがほぼ5分勝負

各ゲームの詳細ルールはこちらの記事参照

これらすべてのゲームでプレイヤーはほんのわずかに確率的に不利。
でもほとんど5分だから負けても次やれば勝てると思ってすぐに次のゲームに賭ける。

負ければ負けるほど、勝率はほぼ5分なんだからこんなに負けるはずがない!
次やれば勝てるはずだ!とさっきまでより大きな額を賭けたりする。

でも実はも確率的に考えてほとんど5分の勝負は何回もやればやるほど負ける仕組みになっているのだ。

これが宝くじや競馬ならまだいい。
宝くじなんて10口程度しか買わない人がほとんどだろうし、競馬は1回のゲームで1~5頭に賭けるだけ。

また、パチンコは1円や2円、または0.5円ずつ賭けるからどんだけやっても損する額は限られてる。

でも、カジノはどうか?

実はカジノゲームのミニマムベット額(最低限賭けなきゃいけない額)はパチンコとは比べ物にならないくらいデカい。

バカラやブラックジャックのミニマムベット額は海外のカジノで大体10$~。安いところでも5$~だ。

1$100円で計算しても単純に500~1000円

パチンコは1円だからね?

パチンコは100回プレイしても100円しか損しない。
でもカジノゲームは5$の方をプレイしたとして100回やったら最大5万損する。

期待値的通りに計算すると、期待値99%のバカラ5$ゲームを100回やったときの損失額は18,300円。

なんだろうこの絶妙な数字^^
風俗に行くのとあまり変わらない。

ちなみにギャンブルで勝つ快感は風俗の性的な快感よりも上だと思う。

こんな微妙な額の損だとおそらく次やって絶対取り返してやる!
って思う人がかなり多いだろう。

実際ギャンブル好きの私なら確実にそういう気持ちになるし、現に私はこれでフィリピンのカジノで10万以上損した。

バカラやブラックジャックは確率的にほとんど5分5分勝負だから負けても次やれば勝てるだろうと思ってついついハマってしまう中毒性の高いゲームなのだ。

損する金額の微妙なさじ加減と確率的には5分だからこんなに負けるはずがない!という心理的な不合理感。

これが日本のギャンブルより確率的に有利なカジノゲームが実は中毒性考えると日本のギャンブルより怖い理由。

期待値の高いゲームは実はかなり巧妙に人の心理の弱点をついた罠なのだ。

また、カジノにはドリンク無料サービス(お酒含めて)があったり、たくさんプレイした人を無料で高級ホテルに招待するサービスがあったりするけど、こういうサービスがあるのはそこまでしてもカジノ側が余裕で黒字になるからだ。
 

スポンサーリンク

でもカジノには確率的に損しないゲームもあるよ

ここまでカジノゲームの怖さを聞くと、カジノ怖い!やらない!って気持ちになると思う。
でもそんな怖いカジノゲームの中にも、確率的に損しないゲームもある。

ブラックジャックとポーカーだ。

ブラックジャック

ブラックジャックのカードカウンティングを知ってるだろうか?
映画「ラスベガスをぶっ潰せ!」で有名になった手法だ。

知らない人は映画見るのが一番手っ取り早い。

ブラックジャックでは絵札(J,Q,K)をすべて10で計算する。
カードカウンティングはデッキの中に10がたくさん含まれているほどプレイヤーが有利になり、一時的にプレイヤーの期待値が100%を超えることを利用した戦術。

残りデッキの中に10が多いときはベッド額を上げて、少ないときはミニマムを賭けることで、確率的に有利なときに大きく賭け、確率的に不利なときは小さく賭けることで、長期的に利益を出すことができる。

ただし、この方法はあまりにも有名になりすぎてカジノの胴元が潰されかけたため、カジノ側が対策を講じてカードカウンティングをする人をカジノの出入り禁止にする処置を講じた。
おかげで今はこの方法を使う場合、バレないようにかなり巧妙にやる必要がある。

ちなみにカードカウンティングは頭の中で確率を計算して有利なときに大きく賭けるってことをやってるだけなので違法でもなんでもない。
合法なので本来はやってもいいはずだが、カジノが勝手に規制してるだけだ。

実際カードカウンティングは誰でもできるテクニックなのか?

頭の中ですでに場に出た10の枚数を把握しておいて残りデッキに含まれる10の枚数を計算する。
記憶力がすごい人ならできるかもしれないけど、かなり難しい。

でも練習すれば誰にでもできなくはないと思う。

問題は1人でやるとほぼ確実にバレるため、バレずにやるには仲間が必要なことだ。
仲間でバレずにやるやり方は映画を見ればわかる。

ただし、日本の場合、カジノが解禁したときにブラックジャックのカードカウンティングを見破る技術をそのカジノが持っているかどうかにもよるだろう。
 

ポーカー

ポーカーはたまに海外の映画とかで出てくるので知ってる人もいると思うけど、これはプレイヤー vs プレイヤーのゲームだ。
だから確率的な有利、不利はない。

もちろん、カジノでは少額の場代を取られることはあるけど、実際ポーカーはほとんど麻雀と同じで、お金はプレイヤー同士の間で動く。
だから強ければ強いほど稼げるゲームだ。

他のすべてのゲームがカジノ胴元 vs プレイヤーの勝負なのに対し、唯一プレイヤー vs プレイヤーなのがポーカー。

また、ポーカーはカジノ内にあるだけでなく、世界中で大会が行われるほどの人気ゲーム。
世界で一番デカい参加費100万円のWSOPポーカートーナメントに優勝すると6億とかの賞金がもらえる。

プロポーカープレイヤーは年収億越えも結構いるし、もしあなたがプロギャンブラーを目指す、あるいはギャンブル好きで趣味でカジノをやるならポーカーをおすすめする。

カジノゲームを覚えたいなら100%ポーカーをおすすめする理由

まとめ

  • カジノのギャンブルは1回やるだけなら損は小さいけど100回とかやると実はかなりの額を損する。
  • カジノゲームは日本のギャンブルと比べて勝率が高く、ほとんど5分なため、負けても次は勝てるだろうと思ってついついハマってしまう中毒性がある
  • カジノゲームはミニマムベット額が500~1000円なので、1ゲーム1円のパチンコとは損する額のケタが違う
  • カジノゲームの中には確率的に損しないゲームもある

スポンサーリンク


関連記事