英語しゃべれるようになりたいと思ってまずTOEICの点数を目標にする人が多いと思う。
だが、それは時間の無駄だ。根拠はこの動画を見ればわかる。
Contents
TOEICの英語と海外ドラマの英語を聴き比べてみよう
どうだろか。
TOEICの英語は機械的でつまらないため、聞いていてすごく退屈になる。
それに比べて海外ドラマの英語は感情がこもっているから躍動感がある。
あなたはどちらの英語で勉強したいだろうか?
またどちらの英語が実際に外国人としゃべるときに役立つと思うだろうか?
TOEICのリスニングの実用性
TOEICのリスニングで高得点とってもネイティブの英語は聞き取れない。
これは海外に留学した人などの多くが言っている周知の事実だ。
なぜか?
TOEICの英語は発音が非常にきれいでゆっくりめだ。そのきれいさは不自然すぎてロボットがしゃべってるみたいだ。
そしてリエゾンが少ない。リエゾンとは音のつながりによる音の消滅のことだ。
ネイティブが実際に話す英語は発音が汚くTOEICの1.5~2倍早く、リエゾンや音のつながりでガンガン音が消失する。
だからTOEICのリスニングだけで英語を身に付けた人はネイティブの英語に全然対応できない。
いくらTOEICで高得点取っても本気で英語身に付けようと思ったら結局はネイティブの英語を聞き取る練習をするしかないので2度手間になる。
TOEICのリーディングの実用性
TOEICのリーディングはくせがあり、TOEICのためだけの勉強をしないとなかなか点数が取りにくい。具体的に1つずつ解説する。
語彙
TOEICに必要な単語数は10000語。
でも実際英会話は単語数500~2000語あればいける。
しかしTOEICの語彙問題は暗記してなきゃ解けないものが多いからTOEICで高得点狙うなら単語はある程度覚えなければならない。
だが使わない単語を覚えてもなんの意味もないのだ。
文法
TOEICの文法問題はTOEICの勉強をしなくても英語に慣れてれば簡単に解けるものが多い。
だが、ひっかけ問題も多いのでTOEICの傾向をつかまないと高得点は取りにくい。
いちいちTOEICの文法問題解きまくらないと高得点が取れないのだ。
だが、TOEIC特有の文法なんてやらなくても英会話はできる。
長文読解
これは一番時間の無駄だ。TOEICの長文はかなりの文章量があり、英語の達人クラスじゃないと全部読み切れない。
だからほとんどのTOEIC攻略本が全部読まずに解くテクニックを教えている。
だが、読まないリーディングに何の意味があるのだ?
それTOEICのリーディングで高得点を取ることにしか使えないぞ?
長文読解はTOEICの全体の点数の中で比率が高いので高得点取るならかなり力を入れてやらなければならないパートだ。
しかし、どれだけ力を入れて取り組んだところで全文読解をやらないならほんとの英語力は一切育たない。
TOEIC900点以上クラスでも全文読まない戦略の人がいるのには驚く。
よく全文読まずに900点も取れるところまでテクニック極めたなと。
なぜ日本では英語と言ったらTOEICなのか?
そもそもなんで英語と言えばTOEICという認識がここまで広まってしまったのか。
それは日本では英語を使う機会がないからだと思う。
英語をいくら勉強してもそれを発揮する場所がテストしかない。
これじゃあTOEICに走るのも無理はないだろう。
しかし、最近は留学生が増えているし、東京オリンピック、カジノ構想などで日本を訪れる外国人の数は年々増えている。
2012年の訪日外国人数は約800万人
2015年の訪日外国人数は約2000万人
(日本政府観光局調べ)
2000万人は日本の人口の10%を超えている。
これからは日本国内でも英語を使う機会は増えていくことが予測できる。
スポンサーリンク
ネット上には英語を使う機会がごろごろ転がっている
仮にリアルで外国人との接触がなかったとしても今世紀はインターネットの全盛期である。
インターネットは今でも十分我々の生活に入り込んでいるが、今後インターネットによる国を超えた交流、ビジネス、娯楽が増えていくことも予想できる。
よく今の時代英語できるのは当たり前という意見がビジネスの世界でよくあったがこれはビジネスだけの話じゃない。
実際、SNSやオンラインゲームではすでに国境を越えて楽しめるものがある。
それに何やるにしても英語できる人は有利だ。
例えばポケモンGO。ポケモンGOはアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドで日本より1か月早くリリースされた。
英語ができる人はアメリカやオーストラリアでポケモンGOやってる人のSNSなどを覗いて情報収集していただろう。
また、ネットビジネス、株、FXなども日本はアメリカに5年遅れてると言われている。
英語で情報収集できる人は情報面で優位に立てるのだ。
使える英語を身に付けておくで得することはあっても損することはない。
TOEICに限らずそもそも英語は勉強すべきものじゃない
英語は言語だ。言語とは何か?
コミュニケーションの道具だ。
これは習得するものであって勉強するものではない。
テストで点数取れば評価されるから身に付けるという類のものじゃない。
外国人とコミュニケーションを取るための手段として身に付けるべきものだ。
TOEICで高得点とれないと英会話なんてできないという意見
こういう意見があるが、これはあくまでTOEIC900点を目標にずっと頑張ってた人が900点とってもネイティブの英語全然聞き取れないってことに気づいてそれから英語の勉強の仕方を変えたってだけの話だ。
あくまで失敗例だ。
「失敗したのに失敗したことを正当化したいがために」
「TOEICのためにがんばったあの日々は無駄じゃなかったと信じたいがために」
自分を騙しているのだ。
残念ながら真実はこうだ。
最初から英会話を目的に英語を学べば本物の英語力はつくしTOEIC900点も実力でとれるようになる。まぁ900点いくまでは結構時間かかるが。
TOEIC900点のために1000時間使ったとしたらその人はそこからネイティブの英語を聞き取れるようになるまでに2000時間とか3000時間とかかかったってことなんだろう。
最初から海外ドラマに全力投球してたら500時間で「本物の英語の実力+TOEIC800点くらい」が手に入る。
1000時間で「本物の英語の実力+TOEIC900点」も十分可能な領域だろう。
まとめ
- TOEICの英語(不自然すぎる英語)と海外ドラマ(実際に話されてる)の英語は全然違う
- TOEICのリスニングは時間の無駄
- TOEICのリーディングも時間の無駄
- 言語はコミュニケーションのためにある。間違ってもテストのためにあるものじゃない。
- TOEICで高得点取れないと英会話できないという意見は英語の勉強法間違えた人の幻想である
以上、TOEICの勉強が無駄な理由を解説させていただいた。
スポンサーリンク